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ボランティアグループインタビュー   ~高齢者サロン たらの会~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

高齢者サロン たらの会

※令和3年11月16日現在の状況です。

Q1 グループの活動内容を教えてください
月に1回、皆さんで集まって楽しくお話ししたり、遊んだり、今は出来ませんが一緒に食事をしたり。そういうことをするための「つどいの場」です。
–発足したきっかけは?
藤塚の周辺で子育てが終わったお母さんたちが、自分の地域を見た時、同じように子育てを終えた世代が多く、高齢化社会が少し見えてきたんです。それまで会社へ勤めていたけれど、定年を迎えずっと家にいる、ということが多くなってきて。それまでは、ご近所付き合いは回覧板を回す程度しかなかったのですが、それではいけない。引きこもりになってはいけないということで「みんなで集まってお茶会や食事会をしましょう」と呼びかけてできました。
–どんなメンバーで活動しているのですか?
現在のスタッフの年齢層は、一番若い人で50代、最高齢は80代です。
最初の立ち上げメンバーが高齢化して活動できなくなっても、あちらこちらから自然と人が集まって、今年で27年目まで続いてきました。
でも、謙遜でもなんでもなく毎年、1年生のような気持ちでいるんです。来てくださる会員さんも、当然ながら毎年ひとつずつ年をとって、認知症が始まったり、体の機能も低下していきます。毎年・毎回、一人ひとりがそれぞれに変わっていく、その変化に対してどのように関わっていったら良いか・・・。毎年が新たな勉強です。
–「たらの会」にはどんな意味が込められているのですか?
「たらの会」の「たら」は、タラの芽でもなく、お魚の鱈でもないです。
私たちの「たら」は、ちゃかちゃかと活動するのではなく、一緒に遊べ「たら」、食事でき「たら」、どこかへ行け「たら」と、のんびり、でき「たら」やりましょう、という意味です。ですので、スタッフの打ち合わせも、でき「たら」、のんびりやれ「たら」という感じでやってきています。そのおかげか、スタッフはみんな長く活動を続けられていて、すぐに辞めてしまう人はひとりもいません。10年以上も続けている人が多く、20年近く続けている人もいます。それだけ、居心地のいい会なんだと思っています。みんなで助け合ってここまでやってくることができて、本当に感謝しています。
–やっていて良かったと感じるのはどんな時ですか?
コロナが始まってから、会をお休みしなければならない時期が長かったので、生活リズムが崩れがちで、久しぶりに再開しても「あれやってなかった」「これ忘れた」「どうだったっけ?」といろいろ忘れてしまっていました。最近、ようやく定期的に開催できるようになって、元のペースが戻ってきたように感じます。やはり、月に1回でも、有るのと無いのでは全然違います。私たちは「やってあげている」のではなく「やらせてもらっている」「皆さんのおかげで助かっている」と、最近つくづく思っています。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
コロナ禍で、飲食はまだいけないと思っていますが、せっかく寒いなか来てくださった方たちに、冷たいペットボトルで飲みなさいとは言えなかったので、今日は一杯だけ、温かいコーヒーを飲んでもらいました。コップはもちろん、お水もペットボトルのものを使い、一切、台所を使わないで活動しています。どこで何があるか、分からないので、常に最善を尽くしてやっていくしかないですね。もちろん私たちも、いつ感染するか分からないし、本当に気をつけてやっています。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
のんびりゆったり、皆さんと食事したり、遊んだりでき「たら」いいなと思っています。スタッフも、そんなのんびりした会ですので、よろしかったらのぞきに来てください。

 

高齢者サロンたらの会 さま、ありがとうございました!

 

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