社会福祉法人日進市社会福祉協議会 公式WEBサイト

ボランティアグループインタビュー   ~ハッピーマップ~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

ハッピーマップ

※令和3年10月27日現在の状況です。


写真:福祉実践教室

Q1 グループの活動内容を教えてください
障害者と健常者が分け隔てなく一緒に生きていくことができる社会を目指し、障害者への理解を社会に広めながら、社会参加の促進、自立支援の充実を図っています。障害者「支援」の団体ではなく、「一緒に」活動している団体です。
そのために、建物の内外のバリアフリー化検討や確認や、福祉実践教室での子どもたちへの障害者理解・共生のための授業、近隣大学の学生の研究協力、市の災害訓練への協力などをしています。
–発足のきっかけは?
平成6年に「みんな楽しく生きようよ」をスローガンに、日進市において誰もが利用できる施設を掲載したマップ(ハッピーマップ)を作ることを目標に有志が集まって発足しました。
–団体名の「ハッピーマップ」はそのマップの名前だったのですね。
そうです。当時は「バリアフリー」という言葉も知られていない時代でした。市内中を歩いて見て回り、1年半の時間をかけて車いすの方が入れる公共施設、駅、お店、病院など133施設の整備状況を調べ、「ハッピーマップ」の初版を発行しました。
その時のメンバーが、車いすの方、目の見えない方、盲導犬を連れている方など様々な方がいたので、その後、ここから新たなボランティア団体がたくさんできていきました。
–これまで長年、多岐に渡る活動をされていますが、印象に残っている活動はありますか?
災害時での要援護者との共生体験“その時あなたはどうする?”として、日本赤十字社の日進市地区日赤奉仕団の方に参加していただき、災害時の共生体験(車いす体験や講演、炊出し、一緒に食事、災害バーチャル体験、避難所での過ごし方など)を名古屋商科大学の学生さんなども交えて開催しました。この学生さんたちには、以前に私たちが「せっかく市内にたくさんの大学があるのだから、もっと理解を広めるために何かできることはないか」と考えて車いす体験や講話をしに行ってからつながっていた学校に声を掛けて集まってもらいました。
–活動のお話を伺うと、いつも「たまたま」「以前につながりがあって」声をかけてもらったという言葉が出てきますね。
発足してからずっと、つながりを切らさずに活動を続けてきたことで、様々なご縁に恵まれました。学生さんからは「ハッピーマップとやった活動が良い経験となり、就職してからも活かすことができた」等という声をいただくこともあり、とても嬉しく思います。
日進市のスポーツセンターができる時には、声をかけてもらったことがきっかけで、障害のある方も一緒に働けるようにと喫茶店にも関わりました。今は別の業者さんが開業していますが、最初はそんな喫茶店だったんです。
–メンバーを増やすためにしていること、工夫等があれば教えてください。
車いすの使い方を教えて欲しいと言ってきてくださったり、お話をする機会がある時には、私たちの活動を知ってもらうと同時に、目的を実現するためにはたくさんの方のお手伝いが必要です、ということをお伝えしています。ほそぼそとではありますが、賛同してくださる方を増やしています。ありがたいです。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
今までは、福祉実践教室などで手取り足取り車いすの使い方や、車いす生活などについてお伝えしてきましたが、今は密にならないことを第一に考え、車いすの使い方DVDや、メンバーの日常生活風景を撮影してハッピーマップの紹介DVDを作ったりして、理解を促すように変わりました。資料を先に見ていただくことで、今までよりもスムーズに授業が進むこともあり、良かったと思っています。また20年以上、福祉実践教室を続けてきたことで、先生方も前向きに変わってきたと感じています。毎回、「要配慮者の避難所生活サポートブック(障害者自立支援協議会 権利擁護部会発行)」の紹介をしているのですが、ある学校では事前に災害用の倉庫をチェックしていて、お話をした際に「ああ、あれ!」という反応をもらってとても嬉しかったです。やっつけ仕事ではなく、きちんと教えてあげたいという気持ちで取り組んできたので、こうして成果を感じられて、生の声を伝えてきた意味はあるんだと嬉しく思いました。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
やりたい、という気持ちがあっても、知らないところへ踏み出すのは勇気がいることだと思います。でも、ひとりで一歩を踏み出すのは難しくても、いろいろな人に相談したり、人づてに紹介してもらったりと、人と人とのつながりがあれば、背中を押してもらえる、手を引いてもらえるようなこともあると思います。ぜひ、人とのつながりを大切に、きっかけを掴んでください。
ボランティアは人のためでもあるけれど、自分のためでもあります。ハッピーマップという団体は、障害のある人とその家族の苦しみの中で生まれてきた活動かもしれないけれど、障害の有る無いに関わらず、何か自分にもできることがあるのではないかな、という気持ちを持った人が増えてきたら、こんなにいいことはないです。街で、学校で、病院で、ちょっと声をかけられる人を増やす「人に優しくなれる」活動をしています。ちょっと一歩踏み出してみませんか?

 
写真:福祉実践教室(狭いところを通る体験、高い場所にある物を取る体験)

ハッピーマップさま、ありがとうございました!

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