社会福祉法人日進市社会福祉協議会 公式WEBサイト

ボランティアグループインタビュー   ~アイの友クラブ~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

アイの友クラブ

※令和3年10月21日現在の状況です。

Q1 グループの活動内容を教えてください
目の見えない人に「点字」という文字で、手で読める本や絵本や面白い記事を届けています。
–どんなメンバーで活動しているのですか?
日進市立図書館ができた時に、点訳図書のコーナーを作るために仲間を集めたのがきっかけで立ち上げました。それまでは、図書館には点訳本は無く、視覚障害者には利用しづらい図書館でしたが、目の見えない人のための図書館でもあるので。
会員数は5人と少ないので大変ですが、みんな優しくていい人ばかりです。
–どんな本を点訳しているのですか?
カレンダーや銀行の小冊子、日進市広報の一部記事など、依頼されたものの他にも、くるりんばすの時刻表など、自分たちが必要だなと感じるものを点訳しています。
本の中の文字をすべて点字にすると、分量が3~5倍に増えてしまいます。40ページ程度の本1冊が、点字図書になると12冊ほどの量になってしまい、読むのも保管も大変になってしまいます。まずは目次を点訳しておき、その方の読みたい部分(内容)を点訳するようにしています。量が多いので、みんなで集まって担当ページを振り分け、全体の校正も毎回違う担当が振り分けられます。仲間が少ないと担当ページ数も多くなるので、一緒に活動してくださるメンバーが増えたら嬉しいです。
–「点字」と聞くと、難しいイメージがあります。
点字は今、パソコンで作る時代です。点字の一つひとつはよく知らなくても、活字で打てば点字にしてくれますので、構える必要はありません。それに、みんな優しいので、いつでも聞いてもらえれば教えます。「速く、正しく、読みやすく」という、点字の約束事がいくつかありますが、それはやっていくうちに自然と覚えられます。自宅で空き時間にできる、手軽な、けれど大切なボランティアだと思っています。
–メンバーを増やすためにしていることや工夫等があれば教えてください。
今、会員が5人しかおらず大変なので、ぜひ会員を増やしたいという気持ちはあります。
社協のボランティア講座で講師として団体の紹介をしたり、最近チラシを新しくしました。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
コロナ禍で、本を読む人は増えたように思います。でも、目の見えない人はまだまだ読みたい本が手に入りにくい状況です。本以外にも、例えばスーパーへ行っても、目が見えないとチラシを読むことができないので、今日は何が安く買えるのか、賞味期限がいつまでのものか、といったことが分かりません。ひとりで外出する際にも、駅のホームから落下したり、いまどこにいるのか分からなくなってしまうことも少なくありません。電柱に住所を点字するなど、もっと目の見えない人たちの差別が少しでも減るように頑張っていきたいと思っています。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
ボランティアは、自分の生きがいのひとつとしてやっています。老後の生活に必要なものは、運動と頭の訓練、生きがいがあることだと思っています。
ぜひ一緒に点字ボランティアをしましょう!

 

アイの友クラブさま、ありがとうございました!

 

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