社会福祉法人日進市社会福祉協議会 公式WEBサイト

ボランティアグループインタビュー   ~OHPかかし~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

OHPかかし

※令和3年11月27日現在の状況です。


写真:福祉実践教室

Q1 グループの活動内容を教えてください
難聴、中途失聴者への情報保障のために要約筆記で伝える活動をしています。
普段は月1回の定例会と、市内の小・中・高等学校を対象にした福祉実践教室で「要約筆記」のクラスを担当しています。
–どんなメンバーで活動しているのですか?
30年ほど前に、社協が主催した要約筆記ボランティア養成講座の修了者が集まって立ち上げました。現在は、「OHPかかし」としてこの講座の講師補助もしています。
個人で、市の要約筆記者として活動しているメンバーもいます。
–要約筆記の楽しさ、難しさはどのようなところですか?
日進市では「私は難聴です」と申し出ている人は少ないです。ですが、要約筆記(筆談)は紙とペンさえあればできますので、様々な場面で書いてお見せすると喜ばれるのが嬉しいです。
要約筆記はあまり認知度が高くないので、講演会などだけでなく、普段の会話でも使えるんだということを、まずは知ってもらうことが必要だと思います。
例えば、補聴器をしている人が歯医者へ行って、歯を削る音が爆音になるので補聴器を外したら、先生の言葉が何も聞き取れず、何の治療か、どのような状態か何も分からずに、とりあえず頷いて治療を受けてしまった、ということもあります。「聴こえない」「聴こえにくい」ということは、本当に怖いことのようです。遠慮せず声をかけてほしいです。
要約筆記は、先ほど言ったように紙とペンがあればできるのに、あまり知られていないので、どうやって知ってもらうかが一番難しいと感じています。
技術的な難しさでいうと「速く、正しく、読みやすく」という3原則があります。字を書くことは、誰にでもできますが、きちんとするのは難しいです。話されている内容を正しく聞き取る力も必要ですし、読みやすい文字で正しく書かなければ伝わりません。そういう面ではより一層の努力が必要です。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
コロナ禍でも、基本的な活動は変わっていませんが、派遣の依頼は、講演会などの中止により少なくなっています。
会えない時の定例会はLINEやzoomを使って行い、また新しく、要約筆記者が在宅で使うサイト「captiOnline(キャプションライン)」を使ってみることもしてみました。
今後は、ボランティアとして老人会などでの要望があれば、積極的に応えていきたいと思っています。一緒に活動してくださる方は歓迎します。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
要約筆記は慣れが大切ですが、紙とペンがあれば誰にでもできる活動です。
ぜひ一度、どんなことをしているか見に来てください。社協の養成講座を受けていただいてからでも良いですし、まずは活動の見学をしていただくのも歓迎します。
また、手で書く方法の他に、パソコンを使って行う方法もあります。得意な方法で活動できますので、パソコン関係が得意な方も大歓迎です。

 
写真:福祉実践教室

 

OHPかかし さま、ありがとうございました!

 

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