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ボランティアグループインタビュー   ~グループ“輪”~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

グループ“輪”

※令和3年11月12日現在の状況です。

Q1 グループの活動内容を教えてください
手話の学習を通して聴覚障害者への理解を深めるとともに、聴覚障害者との交流、イベントのお手伝いなどを行っています。手話を学んでから、テレビ等を見ていても手話通訳に目が行くようになって、より興味が深まっています。聴覚障害者は、入手できる情報が少ないです。新型コロナウィルスのワクチンも、会の中で打ててないメンバーがいましたが、この会のような交流がなければ、「この人はワクチンを打てていない」ということも、誰にも気づいてもらえなかったかもしれません。申込が電話とネットだけだったので、難しかったようです。FAXや障害者のための窓口対応があったら良かったなと思います。
–どんなメンバーで活動しているのですか?
26年前、岩崎台のコミュニティセンターが新しくなった時に、「せっかくだから何か活動したい」ということで手話の活動が始まりました。手話に興味のある方なら聞こえる方、聞こえない方、どなたでも入会できます。
–手話は難しいイメージがあります。
メンバーも、初めて手話奉仕員養成講座を受けた時はチンプンカンプンで、講師の先生が、独り言も手話だったことに驚いていました。回を重ねるごとに、内容の全部は分からなくても、最初より分かることが増えていくのが嬉しいし、先生から「他の人と比べなくて良い」と言ってもらえて気が楽になったこともあって、続けてこられています。
–新しい言葉や流行語の手話はどうやってできるのですか?
日本手話研究所と言う手話を作る会があり、毎年新しい手話ができています。でも、その会から発行される本に載っていなくても知っている俗語や面白い話は結構ありますね。「ヤバイ」とか「ピアゴ」とか。他にも、単語になっている言葉だけでなく「あ」「い」「う」「え」「お」という指文字で表すこともあります。
–メンバーを増やすためにしていること、工夫等があったら教えてください。
手話奉仕員養成講座の最後に、講座を修了したあとの受け皿としてサークルを紹介してもらえているので、助かっています。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
コロナ禍では、会館が閉館して部屋が使えなかったので集まることができませんでした。この会以外の日常生活では、手話を使う機会はほとんどないので結構忘れてしまっていて、週に1回でも使う機会があるのとないのでは、全然違うんだということを実感しました。
会館が使えるようになってからは広い部屋を取って集まれるようになりましたが、イベントは中止になって、イベントに参加することも、すごく勉強になっていたのだということにも気づきました。コロナ禍を経て、各々がこれまでの環境のありがたさを再認識したと思います。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
手話が出来なくても、聴覚障害者との会話の手段には身振り手振り(ボディランゲージ)や筆談なんてものもあります。
聴覚障害者と親しくなるためには、話ができないからどうしていいのかと尻込みするのではなく、伝えようとすること、聴こえない人を理解しようとすることが大切だと思います。
耳が聴こえないことで、生活の中で困ることが本当にたくさんあると思います。私たちにできることは、自分たちの活動や思いを情報として発信し続けるしかないと思っています。

 

グループ“輪”さま、ありがとうございました!

 

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