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ボランティアグループインタビュー   ~梅森台「わ」の会~

日進市社会福祉協議会ボランティアセンターです。
ボランティアセンターでは、ボランティアをしたい方とボランティアをしてほしい方をつなげるほか、ボランティア活動に関する情報の提供、新たな担い手の創出につながるような各種講座やイベントの開催を行っています。
しかし、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、ボランティア活動もこれまで通りにはできない状況にあります。
そこで、本会にご登録いただいているボランティアグループの、現在の状況をインタビューさせていただき、それぞれのグループで行っている工夫やアイデア等を紹介するとともに、ボランティア活動を始めたい方への情報提供をしたいと考えました。
順不同・不定期に本会登録ボランティアグループの紹介をしていきます。

 

梅森台「わ」の会

※令和3年10月21日現在の状況です。

動画提供:梅森台「わ」の会

Q1 グループの活動内容を教えてください
毎月第1日曜日に、梅森台公民館にてほっとカフェを運営しています。
–どんなメンバーで活動しているのですか?
いろいろなことをしたい人たちの集まりです。
ビアガーデン、高齢者のお話し相手、体操、防災など、幅広い関心事をもった人が集まって、いろいろなことをしてきました。
–ほっとカフェを始めたきっかけは?
始めたきっかけは、2015年に代表がくじ引きで自治会長になったことでした。それまで地域に対して無頓着で正直、面倒くさいと思っていました。でもこれは、神様が勉強するチャンスを与えてくれたものだったのかな、と今では思います。
自治会長としての仕事をしていると、地域から苦情や期待など様々な声が聞こえてきます。それをもとに地域に目を向けた時、自分の中には家族と仕事しかなかった事に気がつきました。そこで、自分の中に地域という軸を持つために、自分で「コミュニティの会」を立ち上げ、チラシを作って周知したり、コーヒーを淹れるのも、お話相手も、全部ひとりでやっていました。そうしたら、ぜんぜん楽しくないし、自分ひとりの力だけでは無理だ、と・・・。そこで、当時の自治会メンバーに声をかけて一緒に活動するようになったんです。そうしたら、やりたいことがいっぱい出てきて、全部やるには人手も足りない、もっと効果的なチラシで周知をしたい、など前自治会長を相談役として、やりたいこととやれることを試行錯誤しながらここまでやってきました。
–仲間ができて大きく変わっていったのですね。
仲間と一緒に活動するようになって、本当に持つべきものは友だと実感しています。
適材適所、全員に得意分野を活かす場があるから長続きするのだと思います。ひとりでも欠けたら今のようにはできません。みんなに感謝です。
–メンバーを増やすためにしていること、工夫等があれば教えてください。
始めた時から後輩を作って役員を回していくことが、会を継続させるために必要なことだと考えているので、代表が長く同じ人なのは良くないですね。早くサポートに回るべきだと思っています。
いかに若い子たちに興味をもってもらうかを、いつも考えています。ボランティアと聞くと、なんかすごい事みたいに構えてしまうので、ビアガーデンや楽しいイベントを企画して、来てくれたお客さんの中に一緒にやってくれそうな人がいれば運営スタッフが声を掛けたりして、いま自分が楽しんでやっている事こそがボランティアなんだよ、という理解になっていくといいなあと思います。

Q2 現在の活動状況、コロナ禍における活動での工夫やアイデアについてご紹介ください
コロナを言い訳にしてしまう2年間でした。でも、その中で「できないこと」を「できること」にするためにはどうしたら良いのかをずっと考えてきました。グループ内でも、やる/やらない、できる/できない、意見が割れています。近々、一度みんなで集まって2月を目途に再開できないか、検討していく予定です。気持ちを切り替えて、コロナだからできることを新たにスタートしていきたいです。例えば、コロナにかかってしまった時、本人の分は食料が届くけれど、それ以外の家族の分は、同じように外に出られないにも関わらず支給されません。そんな方たちのために買い物代行ができないか、などが出ています。情報をどうやって仕入れるか、あくまで選択肢のひとつであって決して押しつけではないと理解してもらうこと等、課題は多いですが、みんなで話し合って進んでいきたいと思います。

Q3 今後ボランティアを始めたい方へ、メッセージをお願いします
自分の好きなことをすること、無理をしないこと。まずはこの2つが大切です。
それから、なるべく同じ気持ちの人と一緒に進めることです。ひとりきりでできることには限界があることを経験から学びました。家族の理解も必要です。自分の好きなことをしてみんなで楽しんだ結果、それ自体が「ボランティア」であるべきだと思います。活動するにあたって学ぶべきことは多くありますが、自分の「好き」と、いざという時にメンバーを守る、いつでも手を差し伸べることができる関係性を大事にしていってほしいと思います。

 

梅森台「わ」の会さま、ありがとうございました!

 

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